頭部外傷や脳卒中などにより脳に損傷を負った方の復職率は30~55%と報告されています。特に脳損傷者では就業能力に対する直接的影響(身体障害や高次脳機能障害)が大きいという問題、雇用主の受け入れ状況や産業保健制度などの社会的受け皿の問題など多因子が関与し、復職が難しくなります。現在、少子高齢化や生産年齢人口の減少による労働力不足、国内需要の減少によ…