ユーグレナの公式通販サイト
ユーグレナと佐川急便は、ユーグレナ製品の配送の一部にバイオディーゼル燃料を使用する「サステナブル配送プロジェクト」を開始したと発表した。バイオ燃料の導入費用として、公式通販サイトから製品を購入したユーザーに一部費用を負担してもらい、その負担額と同額を2社がそれぞれ拠出する。企業とユーザーの双方がコストを担う仕組みを実証し、バイオ燃料の社会実装の道を探る。
ユーグレナの公式サイトで製品を購入したユーザーを対象に、一口1千円から参加を募集する。参加したユーザーへの配送には、バイオ燃料が20%混合している「サステオ」を燃料として使用する。配送を担う佐川急便の浜松営業所のインタンクへ給油後、車両に給油する。まずは大型トラック6台が1カ月の配送に使用する燃料量に当たる約3千リットルをサステオに置き換えることを目指す。
バイオ燃料の普及に向けてはコスト面がネックになっている。今回供給する混合率のサステオでは、通常の軽油の2倍以上の価格になり、バイオ比率が上がればコストもさらに高まる。コストの一部を企業とともにユーザーが負担する新しい配送モデルを構築し、バイオ燃料の普及を目指す。