トヨタ自動車は26日、豊田通商、三菱化工機と共同でバイオガスから水素を製造する装置をタイに導入すると発表した。11月に導入し、現地パートナーと協力して水素の「つくる」「ためる」「はこぶ」を検証する。
水素製造装置は三菱化工機が担当し、鶏糞や廃棄食料由来のバイオガスから水素を製造する。トヨタと豊通はガスや水素の圧縮、貯蔵、運送に関するシステムの構築や運用体制などについて検討する。
トヨタは4月、タイ大手財閥の大手財閥のチャロン・ポカパン(CP)、タイ王国出資のサイアム・セメント・グループ(SCG)とで、水素製造をはじめとした脱炭素の取り組みで協業することを決めた。今回の取り組みはこの一環となる。