図1:(a)開発したPd系形状記憶合金と従来合金との磁場駆動での損失の比較。(b)新Pd系単結晶合金における低温の磁歪特性

東北大学大学院工学研究科の伊東達矢氏(博士後期課程、研究当時)と許皛助教らの研究グループは、東京大学との共同研究により、変形にともなうエネルギーロスを約100分の1に低減し、極低温下での活用を可能にした新しいパラジウム(Pd)系形状記憶合金を開発したと発表した。100ケルビン(セ氏マイナス173度)前後の温度域で、希土類に匹敵する非常に大きな磁歪…