古河ユニック(山川賢司社長、東京都千代田区)は、大型トラック向け搭載型クレーン「ユニッククレーン新型G―FORCE」の販売を開始した。クレーンの主要構造部品の強度とつり上げ性能を高めて、安全性と操作性を向上した。

 新型クレーンの投入は、小型・中型トラック向けに続くもの。つり荷量の検出をブーム先端で行うロードセル方式や、クレーンの状態と負荷を監視し、危険な状況が近づくと音声、表示で知らせる機能を標準採用して、作業安全性を向上した。さらに、集中コントロールパネルを一新し、音声メッセージの内容を拡充した。

 併せて、小型~大型向けにオプションとして「旋回領域規制装置」を新設定した。車両の左右端いずれかを境界線としてブームの動作を制限するもので、境界線に触れると、警報を発して自動停止させる。作業中の接触事故を防止し、安全作業を支援する。