コーンズ・アンド・カンパニー・リミテッド(渡謙作社長、東京都港区)は、千葉県南房総市にアジアで初となる会員制ドライビングクラブ「ザ・マガリガワ・クラブ」をオープンする。東京ドーム21個分に相当する約100万平方メートルの広大な敷地にサーキットコースを設け、コーンズが取り扱う高性能車のオーナーなどが車両の高いパフォーマンスを体感できる。レストランや天然温泉なども併設しており、顧客満足の向上につながる施設として役立てる方針。総工費は300億円超で、今年7月のオープンを目指す。

 コースは世界中にあるほとんどのF1サーキットを手掛けたドイツのティルケ・エンジニアアンドアーキテクツが設計。全長3.5キロメートルで、上り20%、下り16%で峠道のような勾配と22カ所のコーナーを配置。全長800メートルのストレートは理論上、時速280キロメートルで走行できるという。また、路面は舗装の継ぎ目や段差を極力減らしたことで、スムーズな走りを楽しめる。

 正会員は入会費が3600万円(6月まで)、年会費は22万円(消費税込み)。