国際自動車(石井仁社長、東京都港区)は、タクシー、ハイヤー、バスのグループ会社の制服をリニューアルした。新制服のコンセプトは「ジェンダーレス(性差のない制服)」。社員全員の〝働きやすさ〟の追求と同時に、「進んでいく気持ち」「将来に向けた想い」というグループが一体となりブランド価値を高めていく姿勢を表現した。制服は10年ぶりのリニューアルで、新卒・女性乗務員の増加など社会情勢の変化にマッチしたデザインにも取り組んだ。

 デザイナーは日本航空(JAL)の新制服をデザインした江角泰俊氏。「カインドネスとマインドフル」もテーマに置き、デザイン性と動きやすさを両立するため、シャツでは腕周りのカットにこだわり、パンツではアジャスターでウエストを調整可能にするなど工夫を施した。

 新制服のデザインにあたり全世代の社員にアンケート調査を行った。要望が最も多かったのは「通気性と快適性」で、次が「家で洗える素材」「ストレッチ素材」だった。