テスラが19日(現地時間)に発表した2023年1~3月期の純利益は前年同月比24%減の25億1300万ドル(約3400億円)だった。米国や中国などで車両価格を値下げしたことで売上高や販売台数は増加した一方、台当たり利益が減少し、四半期ベースで19年10~12月期以来、3年ぶりの減益となった。

 売上高は同24%増の233億2900万ドル(約3兆1千億円)だった。工場の稼働率が低下したため、値引きをした結果、1~3月の販売台数が同36%増の42万2875台と四半期ベースで過去最高を更新し、売上高を伸ばした。一方で営業利益は同26%減の26億6400万ドル(約3600億円)で、営業利益率は前年同期の19.2%から11.4%に低下した。