日野自動車とグループ会社のモビロッツ(渡部雅成社長、東京都新宿区)は27日、コネクテッド技術を活用した予防整備サービス「ヒノコネクト―メンテナンスサポート」を4月1日から開始すると発表した。

 車両通信機を搭載した車両から走行データを収集し、不調につながる予兆を検知して予防整備に役立て、車両の稼働時間の最大化に貢献する。2020年10月から試験的に運用していた「ICTモニタリングサービス」の正式なサービスとして提供する形になる。

 対象車種は車載通信機を標準搭載した17年以降に市場投入した大型トラック「プロフィア」と中型「レンジャー」、19年以降の小型「デュトロ」(積載量1.5トンクラスと「デュトロZEV」は除く)。日野が指定するメンテナンス契約プランの加入も条件。今回のサービスで対象となる部品は排出ガス処理システム「DPR」のフィルターやエンジン、変速機関連に限られるが、今後のニーズ次第では対象部品を増やしていくことも検討している。