東レは、2025年度を最終年度とする中期経営計画を発表した。同年度の売上収益2兆8千億円、事業利益1800億円を目指し、車載用水素タンクに用いる炭素繊維やパワー半導体関連製品などを成長分野と位置づける。一方、電気自動車(EV)用バッテリーセパレータ(絶縁材)など、収益性が悪化している事業は見直しを急ぐ。不確実な事業環境下でも収益確保と持続的な成長…