「アウトランダーPHEV」を実証実験に使用

 三菱自動車は22日、英国のIT企業カルーザ(スコット・ニューマンCEO、ロンドン市)と、スマート充電サービスの開発を進めると発表した。三菱自のプラグインハイブリッド車「アウトランダーPHEV」とコネクテッドサービスを活用し、実証実験を行う。スマートフォンのアプリから指示すると、車の使用開始までに、再生可能エネルギーの多い時間帯を見計らうなどして最適なタイミングで充電する。二酸化炭素(CO2)排出量の削減に貢献するサービスの提供を目指す。

 サービスはカルーザが持つプラットフォームを活用する。充電コストの節約状況をアプリ上で確認する機能も設ける。このようなサービスを実現する場合、従来は通信機能がついたスマート充電設備が必要だった。新たな仕組みはそれを不要とし、車両側ですべて制御する形になる。三菱自によると、こうした形式は日本で初めてという。