図1 模擬通路を用いての通路幅の実験風景

新型コロナウイルスの感染が広まる以前の都市部鉄道交通の重要課題は、ラッシュ時に頻繁に発生する定時運行の遅れ(ダイヤの乱れ)であった。この解決に、人とモノとの親和性を図る人間工学の視点から取り組んだ。その取り組みを本紙に3回にわたり紹介。今回はその最終回。初めて読まれる方のために、これまでの流れを簡単に記す。 〇ラッシュ時の車両への乗降行動・心理調…