日本総合研究所リサーチ・コンサルティング部門環境・エネルギー・資源戦略グループマネジャー 西村信吾(にしむら・しんご)

日本の脱炭素は大きく、以下のようなステップで進められようとしている。①まずは、省エネを徹底②続いて、再生可能エネルギー(再エネ)や原子力を増やして火力発電を減らすことにより、発電所由来の二酸化炭素(CO2)排出量を削減③さらに、現在化石燃料が主に使われている熱部門や交通部門を電化④熱部門や交通部門のうち電化が難しい領域を水素等に燃料転換⑤その上で…