ユーグレナは鈴鹿サーキットで開催されたスーパー耐久シリーズ2022開幕戦の5時間耐久レースに参戦した「マツダ・スピリッツ・レーシング・マツダ2バイオコンセプト」に、バイオディーゼル燃料「サステオ」を供給したと発表した。ユーグレナはスーパー耐久シリーズ全戦で、マツダが参戦するST―Qクラスのディーゼルエンジン搭載車にサステオを供給する。

 マツダ参戦車両は軽油と混合しないサステオ100%で走行した。また、水素エンジンでレースに継続参戦しているトヨタ自動車の再生可能エネルギー由来水素を運ぶ大型トラックにもサステオが使用された。

 サステオは、使用済み食用油と微細藻類ユーグレナ(ミドリムシ)が原料で、エンジンに手を加えなくても、そのまま使用できるバイオディーゼル燃料。エンジンから二酸化炭素(CO2)を排出するものの、使用済み食用油の原材料の植物も微細藻類ユーグレナも、成長過程の光合成でCO2を吸収しているため、カーボンニュートラルを実現する燃料として普及拡大を図っている。