ブリヂストンは、ロシアのタイヤ工場とロシア向けのタイヤ輸出を停止すると発表した。ロシア軍がウクライナに侵攻したことを受けて欧米から経済制裁が実施されるなどの複合的な要因で事業の停止を決定したとしている。ロシア向けタイヤの輸出は14日に停止し、タイヤ生産拠点は18日に停止する。日本から現地に派遣している駐在員とその家族計10人は順次、帰国させている。
工場の稼働を停止し、設備投資も凍結するものの、現地従業員の給与支払いは継続する。ロシア向けタイヤは、日本や欧州から輸出していた。事業停止期間は未定。
同社では、ロシア事業の売上収益が全体の約2%を占めている。