橋本正裕境町長(右)と内山田竹志会長
大賞は茨城県境町
オンラインで喜びの声を伝える境町町民のみなさん

日本自動車会議所(内山田竹志会長)は2月7日、都内で「第1回(2021年度)クルマ・社会・パートナーシップ大賞」(共催=日刊自動車新聞社)表彰式を開催した。内山田会長は「応募いただいた全ての取り組みに心から敬意を表するとともにありがとうとの感謝の気持ちを伝えたい」と謝辞を述べるとともに、「今後も応募いただいた全ての取り組みを十分に理解し、社会に広く認知されるために支援していく」と、来年度以降も継続していくことを表明した。

表彰式は、新型コロナウイルスの感染状況に配慮してオンラインを交えて実施。大賞、部門賞、特別賞を受賞した7事業者のほか、グッドパートナーシップ事業に選定された企業・団体が参加した。

大賞は、茨城県境町の「公共交通機関の空白地域における地域住民の手でなしとげた国内初の自動運転バスの社会実装に向けた諸活動」が受賞した。表彰式会場に出席した橋本正裕境町長は「路上駐車を回避する技術開発は進んでいると思うが100%ではないと思う。町民のみなさんやドライバーが自動運転車を温かく見守ってくれて現在の運行状況がある」と事業を紹介。共同応募したボードリーの佐治友基社長が境町から中継し、自動運転バスの状況と、町民の喜びの声を伝えた。

第2回(22年度)クルマ・社会・パートナーシップ大賞の募集は2022年9月を予定している。