日本自動車工業会(自工会、豊田章男会長)は、読売新聞社の「第37回読売広告大賞」でソサエティ部門の最優秀賞を受賞した。受賞作品は2021年1月1日付に掲載した新聞広告「私たちは、動く。クルマを走らせる550万人」で、コロナ禍において自動車業界が一丸となる姿をメッセージとして発信したことが高い評価を受けた。
15日に都内のホテルで贈賞式が開かれ、自工会の矢野義博常務理事事務局長がトロフィーを受け取った。
今回受賞した広告は、自工会が自動車関連5団体として自動車業界からの情報発信に注力する活動の一環。自動車業界全体の広告は初の試みで、コロナ禍における自動車業界の役割や取り組み、社会への貢献などを訴えた。
今回の読売広告大賞は、20年度に読売新聞に掲載された広告を対象に、約6千人の読者モニターのほか、コピーライターやアートディレクターなどで構成する選考委員が選定した。自動車業界からは自工会のほか、テクノロジー部門の最優秀賞にトヨタ自動車「未来を動かせ。TOYOTA H2」、同部門優秀賞に椿本チエイン「シャカイノコドウヲトメルナ」が選ばれた。