極東開発工業は、新型のコンクリートポンプ車「ピストンクリートPY140―36A」を開発、1日から発売すると発表した。新機種は2012年に発売した「PY125―36A」をモデルチェンジしたもので、メインポンプの制御方法を電気制御式としたことで実用域(60~80平方メートル/時)における吐出能力などを大幅に向上した。これにより効率的な作業を可能とし、作業時間の短縮で二酸化炭素(CO2)排出量の削減にも寄与する。
新機種では電子制御式油圧ポンプを採用。従来機に比べ最大吐出量、最大出力をそれぞれ約11%向上した。また、IoT(モノのインターネット)を活用した管理支援システム「K―DaSS」を搭載。車両の稼働状況を記録、蓄積できる。これにより適切なメンテナンス時期の提案が可能になり、メンテナンスの合理化と万が一のトラブル発生時の迅速な対応を実現する。
希望小売価格は9千万円(税別・シャシー価格込み)。販売目標台数は年間20台。