1、営業許可2件の競願明治36年6月、岐阜県内務部に2件の乗合自動車許可願いがほとんど同時に提出された。1件は安八郡名森村の浅野覚衛ら6名が提出したもので、路線は岐阜市内を起点に関、上有知、笠松、高富、北方方面の運行。もう1件は山県郡山県村の各務寛左衛門ら7名が提出した岐阜駅を起点に市内と高富を経て関までと、北方を経て大垣町、養老までを運行するも…