日本自動車連盟(JAF、藤井一裕会長)は、動画サイト「ユーチューブ」の公式アカウントで「ジュディ・オングさん×JAF坂口副会長 対談 介助犬が叶える、思いやりある交通社会とは~介助犬育成支援プロジェクト~」を公開した。JAFが3月から日本介助犬協会のパートナーとして実施している同連盟初のクラウドファンディングに関連して制作。動画を通じて介助犬に対する理解とファンディングへの参加を後押しする。

 歌手・女優のジュディ・オングさんは、同協会の「介助犬サポート大使」を努めることから動画に登場。坂口正芳副会長と介助犬や思いやりのある交通社会について対談した。介助犬が実際にどのような働きをして使用者を支援するのか、さらにJAFが目指す「思いやりのある交通社会」の狙いを、対談で分かりやすく訴求。介助犬のデモンストレーション映像を交えて、介助犬の仕事風景や必要性を目で実感してもらえる内容に仕上げた。

 動画は同協会のユーチューブ公式アカウント(https://www.youtube.com/channel/UC2w5dXlD5P1LvcubI)でも公開されている。

 JAFは「街をゆく全てのクルマが思いやりをもって運転すれば、より安全な交通社会が成り立つはず」という思いを込めて「思いやりティドライブ」キャンペーンを展開している。そこでは自動車、歩行者、自転車や身体が不自由な人とともに、その人を支えるパートナーの〝介助犬〟も交通社会を構成する一員と位置づけて、役割の理解を広く求めている。

 全国で活躍する介助犬は57頭だが、介助犬が必要とされる人は1万5千人とみられ非常に不足している。JAFはクラウドファンディングを通し、一人でも多くの人が介助犬のサポートを受けて、安全に安心して歩行、車の運転ができる交通社会の実現を目指す。