環境省は21日、炎天下の車内に置き去りにされたペットが熱中症になる危険を啓発するチラシを作成し発表した。子どもの車内置き去りが熱中症の危険をもたらすことは広く知られている。しかし、ペットでも同様な事故が起こるという認識が不足していると判断し、チラシを作成して飼い主や自動車ユーザーに幅広く周知することにした。

 小泉進次郎環境相は同日の閣議後会見でペットには「人間以上に体温調整が難しく、短時間でも命が脅かされるリスクがある」と車内に残す危険性を指摘。その上で「すでに5月11日に沖縄県に『熱中症警戒アラート』が発令された」と述べ、今年の気候状態を見据えて、早めに呼びかけたという。

 チラシは同省ホームページからダウンロードし、自由に利用できる。