創業時以来71年ぶりの赤字、そして初の減配に象徴されるようにトヨタ自動車の経営状況は昨秋からの世界同時不況で激変した。国内販売は2008年11月以降、落ち込み幅が拡大。海外も軒並みの需要減で輸出が激減した。在庫調整のため国内生産は今年1月から4月まで、過去最低レベルへと落ち込んだ。一方、5月に発売した新型「プリウス」は、価格を大幅に引き下げたこと…