バッテリー残量を1%単位で確認できる

 パナソニックは25日、電動モビリティのバッテリー状態をリアルタイムで可視化するバッテリーマネジメントサービス「UBMCサービス」の提供を開始すると発表した。独自の人工知能(AI)技術を用いた状態推定技術を新たに確立し、高精度な電池残量推定モデルを構築した。すでに電動バイクメーカーへの供給が決まっており、約2000台にサービスを提供する。

 バッテリー開発で培ってきた知見をAIに取り込み、バッテリーの稼働状態を常時可視化できる新サービスを開始する。利用者はスマートフォンアプリ上でバッテリー残量を確認できるほか、位置情報とリンクさせることで充電ステーションを盛り込んだルート提案が可能になる。データをクラウド上で管理することで、遠隔地にいる事業者も共有できるようにした。

 電動バイクメーカー「グラフィット」の新型モデルに採用された。OTA(オーバー・ジ・エア)でデータを更新、配信できるようにした。