新型コロナウイルス感染防止に一役―。大手部品メーカーのマレリ(ベダ・ボルゼニウス社長、さいたま市北区)が、電車のつり革やドアノブなどを直接触らないためのグッズ「NEKO no TE(ねこのて)」を提供している。商品名の通り、猫をモチーフにしたデザインと高い実用性を兼ね備えるのが特徴で、外出時のさまざまなシーンで「自分が直接手を触れないようにしたい」というニーズに応える。

 同商品はマレリアフターセールスを通じて日本国内で販売する。つり革やエレベーターのボタン、ドアノブ、ATMのタッチパネル操作など、新型コロナウイルスの感染を防止する新しい生活様式を支えるアイテムとなっている。

 デザインと設計は社内のプロダクトデザイナーとエンジニアが共同で担当。CAE解析によって強度と使いやすさを確保しただけでなく、洗いやすい形状も併せ持つ。製造はメーター関連部品の協力会社であるサカイヤ(埼玉県川越市)に委託。コロナ禍をともに乗り越えるのが狙い。

 価格は800円(消費税抜)。カラーはブルー、ライトブルー、ホワイト、イエローの全4色。