国土交通省は8日、九州地方の豪雨被害の拡大を受け、自動車検査証(車検証)の有効期限延長措置の期間と対象地域を拡大すると発表した。新たに鹿児島県の鹿屋市、曽於市、志布志市と福岡県の大牟田市、八女市、みやま市、久留米市を加えて、8月4日まで再延長する。自動車損害賠償責任保険(自賠責)についても同日まで契約手続きを猶予する。軽自動車検査協会でも同様の措置を行う。国交省では今後も被害状況に応じて、さらなる対策強化も検討する方針だ。

 国交省はすでに熊本県と鹿児島県の一部地域で、有効期限を7月20日まで延長することを決めていた。再延長の対象となる車両は、新たに対象となったエリアを含めて熊本県と鹿児島県が7月4日から8月3日までに有効期間を満了するもの。福岡県は7月6日から8月3日まで満了するものとなる。