スズキが12月25日に発表した2019年11月の生産・販売実績によると、世界販売台数は前年同月比6.0%減の25万6681台と、13カ月連続マイナスとなった。
インド販売が同3.2%減の14万1400台と2カ月ぶりにマイナスとなり、海外販売が同5.6%減の20万1571台と低迷し、国内販売も消費増税の影響などもあって同7.2%減の5万5110台と落ち込んだ。
生産ではインド生産が同4.4%増の14万1794台と、10カ月ぶりに前年を上回った。10月のインド販売はイベントの影響で伸びたことから在庫が減ったためで「需要が回復している状況にはない」(広報部)としている。海外生産はパキスタンで減少して同2.4%減の17万6329台と、10カ月連続マイナスとなった。
国内生産は依然として完成検査不正問題から現在も生産ペースを落としており、同0.3%減の8万8906台と、7カ月連続マイナスとなった。世界生産台数は同1.7%減の26万5235台で、10カ月連続でマイナスだった。