分析画面のイメージ

NECは、沖縄電力とともに、沖縄県うるま市内にある安慶名交差点近くの電柱に設置した「見守りカメラ」で得られた映像からAI(人工知能)を使って交通流データを分析し、交通事故の危険度を推定する実証実験を開始したと発表した。

実証実験は、子どもの通学路にある電柱に設置した見守りカメラの映像から、人や車、トラックなどを識別して車種別車両走行台数や速度、歩行者交通量などの交通流データを収集する。これをAIで分析し、各時間帯における交通事故の危険度を推定する。

推定した危険度情報を、沖縄県内の団体や事業者が利用できるIoTプラットフォーム「沖縄IoTプラットフォーム」を通じて提供し、自治体が事故防止のために整備するインフラや、注意喚起を検討する際のデータとして活用してもらう。

実証実験は2020年2月まで実施する。

NECと沖縄電力は今後、交通事故データや学校・公共・福祉などの施設データ、各種イベントや気象データなどの数多くの情報も組み合わせることで、予測精度向上を図る。