ベントレーモーターズジャパン(ティム・マッキンレイ代表、東京都品川区)は4日、フルモデルチェンジした高級スポーツセダン「フライングスパー」を日本で初公開した。ベントレーとして初となる四輪操舵(4WS)を採用することで操作性を高めたほか、ホイールベースを130㍉㍍延長し、室内空間を拡大。2020年の販売台数は150台を見込み、第2四半期からデリバリーを開始する。

 フライングスパーは、05年に初めて日本国内に投入され、新型が3代目。日本初公開となった発表会でティム代表は「これまでに日本では1400人を超えるオーナーにフライングスパーの走りを楽しんでいただいた。新型もリムジンのような贅沢さとスポーツ性を兼ね備えた車」とアピールした。

 新型車は、4WSの採用で最少回転直径を先代の12・1㍍から11・05㍍に短縮し、市街地走行時の操縦性を向上したほか、アクティブAWDも採用することで走行性能を高めた。12月6日から全国ショールームで順次展示イベントを開催する。価格は2667万4千円(消費税込み)。