ロボカーミニバン
ロボカー・ウォーク

三菱地所や日本交通などは、MaaS(モビリティアズアサービス)を活用して空港リムジンバス、自動運転タクシー、自動運転モビリティを連携する実証実験を実施すると発表した。

実証実験に参加するのは他に東京空港交通、東京シティ・エアターミナル、日の丸交通、JTB、ZMP。

実証実験では、成田空港/羽田空港と東京シティエアターミナルを結ぶ空港リムジンバス、自動運転タクシー、自動運転モビリティが連携し、空港から丸の内エリアの店舗までスムーズな移動を目指すもの。自動運転タクシーは東京シティエアターミナル(東京都中央区)と丸の内パークビル(東京都千代田区)を結ぶ約3kmを自動走行する予定。日本交通と日の丸交通は、ZMPが自動運転車に改造した「ロボカー・ミニバン」2台を使って自動運転タクシーサービスを提供する。自動運転タクシーは、車線変更や右左折、停止などをシステムが自動操作する。

JTBは、空港リムジンバスと自動運転タクシーを組み合わせたサービスにMaaSの概念を採り入れた新たな旅行サービスを商品化して効果を検証する。

また、自動運転タクシーの発着に合わせて、三菱地所・丸の内パークビルと丸の内仲通りで、ZMPの1人乗り自動運転モビリティ「ロボカー・ウォーク」の実証実験を実施する。

空港リムジンバスと自動運転タクシー、自動運転モビリティが連携したサービスは世界初の試みとなる。実証実験の期間は11月18日から12月1日まで。

料金は成田空港~丸の内パークビルが1人あたり3800円(消費税込)、羽田空港~丸の内パークビルが1人あたり1600円(同)。自動運転タクシーによるT-CAT~丸の内パークビルが旅行代金取扱料金を含めて1台あたり1200円(同)。

実証実験の参加者は応募者の中から抽選で決定する。当選者は専用アプリを使ってリムジンバス、自動運転タクシー、自動運転モビリティに乗車できる。