ナビゲーションサービスを手がける駅探(東京都千代田区、中村太郎社長)は、富山県射水市、高岡市、氷見市の各観光協会と協力して観光型MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)に向けた実証実験を実施すると発表した。

実証実験では、駅探が独自開発した「旅程検索システム」と、JTBパブリッシングが提供する観光情報データベース「るるぶDATA」に射水市、高岡市、氷見市の各観光協会が発行するガイドブックに掲載されている観光地や、施設データを追加して観光モデルコースを追加する。

従来の定型化された観光コースではなく、観光周遊する1日のタイムスケジュールやコミュニティバスを中心とした交通機関の時刻表に沿った移動計画を提案する。観光や食事、ショッピング、アクティビティなど、ジャンル別に選択できるなど、検索した日付や、個人の趣味などに合わせた観光モデルコースを提供するサービスで、実証実験は実用化に向けて検証する。

今回の実験では英語、簡体字、繁体字、ハングル、日本語の5言語に対応する。

駅探では、実証実験を通じて、観光型MaaSなどの新しいサービスの展開や、MaaS事業者が活用できるプラットフォームの構築を検討し、移動支援事業を推進する方針。