観光MaaSアプリ「ことことなび」

京阪ホールディングス、日本ユニシス、京阪バス、大津市は、大津市内と比叡山でMaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)実証実験を11月から実施すると発表した。観光案内や、観光地までのルート検索、クーポン、企画乗車券購入機能などを一体にした観光MaaSアプリ「ことことなび」を試験的に配信する。

実証実験は、地域事業者の協力も得て、行政や交通事業者が一体となって観光や飲食など、地域内のサービスと交通サービスを一体的に提供するMaaSの実証実験。観光MaaSアプリ「ことことなび」で、大津市内の観光地と比叡山をスムーズに移動できる1日乗車券や、観光案内、ルート検索機能、乗車券エリア内の観光施設などで利用できるクーポンを提供する。1日乗車券は域内の鉄道、バス、ケーブルカー、ロープウェイが1日乗り放題。

アプリによって地域内移動の利便性向上や、誘客・周遊促進への寄与度を検証する。期間は11月1日から12月1日の予定。

一方、京阪バス、日本ユニシス、大津市は、大津市内で自動運転シャトルバスの実証実験を11月2日~8日に実施する。JR大津駅前からびわ湖大津プリンスホテル前までを走行するもので、将来的にMaaSと自動運転機能の組み合わせによる地域内移動の利便性向上を視野に入れる。