ある経営者から「6月の悲喜」という言葉を教わった。株主総会が集中する今月、役員を退任したり子会社へ異動する人と、新たに役員に新任される人との置かれる立場の違いを言い表した言葉だ◆志半ばで役員を降りる人がいる一方で、サラリーマンの勲章とも言える重役の座を射止めた人が交錯するこの季節。部下に惜しまれて辞める人は幸せだが、実際には辞めてくれて良かったと…