NECは、サウジアラビア・メッカのバス事業者のモダンバスから高度交通運用管理システムを受注したと発表した。巡礼者の急増で、利用者が増加している公共交通機関の運行の効率化を支援する。

NECが受注したシステムは、交通用ICカードを使ってキャッシュレス決済する「自動料金収受システム」と、稼働している路線バス400台の位置情報をGPSでリアルタイムで把握し、運行管理センターが定時運行支援するとともに、利用客にもバス停に設置したディスプレイなどで情報を提供する「バス位置情報管理システム」。

NECは今後5年間、モダンバスとともに、メッカで2000台のバスの運行管理を目指す方針。急増する巡礼者の移動手段であるバスの運行効率化を図っていく。