ソフトバンクは7月17日、IoTプラットフォームを提供する米国のバンティックとIoT事業分野で資本・業務提携することで合意したと発表した。ソフトバンクのIoTプラットフォームと、バンティックの技術を連携することで、リアルタイムでデータ処理するIoTサービスを提供する。

今回の連携でスマートシティ、工場の製造ラインなど、複数で膨大なデータのやりとりが発生するさまざまな分野で、データをリアルタイムに解析・処理するIoTプラットフォームを提供する。両社は、ソフトバンクのスマートビルディング・スマートシティの取り組みに向けてアプリケーションの共同開発を開始した。

ソフトバンクは、バンティックとの連携で、IoTプラットフォームの強化と、第5世代移動通信システム(5G)の活用でIoTビジネスの拡大を目指す。

連携第1弾として、東急不動産が進める「(仮称)竹芝地区開発計画」に、ソフトバンクはバンティックと連携したIoTプラットフォームを提供する予定。これにより、ビルや、街の人流データ、気象・交通・空調など、環境データをリアルタイムで処理・解析する。

具体的には、映像解析を活用した不審者検知による警備の迅速化、飲食店の混雑状況をスマホアプリやサイネージなどで配信するなど、リアルタイムにデータを活用、竹芝地区に滞在する人の的確な判断や最適な行動を支援する。