60年代のフランス。シャルル・ド・ゴール大統領の乗る黒塗りのシトロエン「DS19」がエリゼパレスを出た。そのDS19を狙い、武装地下組織OASが発砲する―。映画化もされたフレデリック・フォーサイスの小説「ジャッカルの日」での一幕だ。60年代にはまだ生まれていなかった私にとって、DS19のような旧車が2019年の日本を走行しているイメージは無い。実…