写真1 ローマ帝国の人荷輸送車のレプリカ。前後の車輪は同じ大きさに注意(ケルンのローマ・ゲルマン博物館=ケルンは長年ローマ帝国の植民地であった)

今日のようなバスの形態になるにはかなりの歴史を経てきている。多くの人を輸送するにはまず車輪が頑丈なこと、悪路にも耐えるサスペンションの開発、またそれなりの動力源が必要で蒸気機関(1780年ワットが実用化)、内燃原動機(1886年ダイムラーとベンツの発明)、電気(1881年ドイツ・シーメンスが電気による路面電車走行、1888年アメリカ・バージニア州…