石油価格上昇の需要への影響は、価格変化と需要変化の相関関係である価格弾性値で示すことができる。石油需要の価格弾性値はさまざな研究者が行った調査で、石油以外と比べても短期的には小さい。ただし、2004年以降のように原油価格が大幅に増大する場合には、その需要への影響も中長期的に大きくなる可能性が高い。高い油価が今後も中長期的に継続する場合には、省エネ…