日本バス協会は10日、今年の春季労使交渉妥結状況を公表した。同協会に報告した事業者の9割以上が何らかの賃上げを行い、平均賃上げ額は前年を206円上回る2700円だった。同協会の梶原景博理事長は「処遇を改善しないと人が集まらないという背景もある」と述べ、人手不足で多くの事業者が賃上げに応じている現状を指摘した。発表によると、9日までに妥結したとの報…