自動車メーカーの2016年4~9月期決算では、円高進行が業績に大きな影を落とし、減収減益が相次いだ。一方で、各社ともに基盤となる収益力強化は着実に進んでおり、世界的な販売拡大に加えてコスト低減活動を積極化した結果、為替影響を除いた営業利益段階では従来以上に稼ぐ力は高まっている。次世代技術の開発投資が不可欠となる中、為替の逆風に負けない安定した利益…