米ウルフスピードとウエハーの供給や預託金提供契約を結ぶルネサスの柴田英利CEO(写真左、23年7月)

電気自動車(EV)市場が踊り場を迎える中、パワー半導体市場も思うような伸びが見込めず、参入各社の事業に影響が広がりそうだ。米ウルフスピードが米連邦破産法11条(チャプター11、日本の民事再生法に相当)適用を申請する見込みになり、ルネサスエレクトロニクスは約2500億円の損失を計上する可能性を23日に発表した。長期的には、特に「乗用車でEVシフトが…