福島新エネ社会構想では再エネと水素でFCV(燃料電池車)1万台分のエネルギーをまかなう(イメージ)

日本のエネルギー安全保障が原油価格の下落局面で新たな対応を迫られている。曲折の末にエネルギーミックス(電源構成)を策定し、化石燃料や原子力の依存度を下げる方針を掲げたものの、一次エネルギーに占める化石燃料依存度は依然として高く、海外から安定的かつ安価にエネルギー資源を調達する体制が必須だ。一方、東日本大震災から5年が経過し、今後の原子力政策のあり…