今年後半、新たな国際間の枠組みとなる協定、条約の合意形成が相次いだ。日米など12カ国が参加し広域自由貿易圏を目指す環太平洋経済連携協定(TPP)が10月に大筋合意。地球温暖化対策を検討する国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議(COP21)の「パリ協定」が12月半ばに採択された。それぞれ参加国の国内手続きが必要なものの、発効すれば産業界への影響…