「かつての景気後退期では三重苦はなかった。現在の危機は需要の大幅な落ち込み、資金調達に直面しており、その上、日本メーカーは円高に見舞われている」。日産自動車のカルロス・ゴーン社長は第3四半期決算会見で、過去の不況期との違いを聞かれてこう指摘した。未曾有の三重苦の中で、自動車、電機という国内製造業の両輪が総崩れ状態となっている。2009年3月期連結…