国内需要の動向が国内生産の増減に直結するようになってきた(マツダの防府工場)

◆新興国市場が牽引自動車メーカー各社の完成車生産は、2014年後半にかけて国内の落ち込みが顕著に表れた。今年前半は消費増税前の駆け込み需要の効果で勢いを維持したものの、反動減からの回復が遅れている影響で10月まで4カ月連続で前年割れを喫した。1~10月の累計生産台数はかろうじて前年実績を上回っているが、このペースでは6年連続で年1千万台の大台到達…