国際通貨基金(IMF)の諮問機関である国際通貨金融委員会が今月11日、「世界経済の回復は想定より遅く、下振れリスクが増加している」との声明を出し、世界経済に対する懸念が広がった◆IMFでは三つのポイントを指摘している。一つはデフレ傾向も見られるユーロ圏の景気後退だ。ユーロ圏の9月の消費者物価指数は0・3%にとどまった。欧州中央銀行では2%近くを目…