久しぶりに小気味よい話を聞いた。「クルマを作るのではない。感動を作るのだと思ってきた」「レースで勝とうと思ったことは一度もない。富士スピードウェイの第1コーナーを時速400キロメートルから80キロメートルに減速して飛び込む姿を見せたい」「それは渋滞のなか観戦しに来てくれたお客さんのため」◆R35型GT―Rの開発者だった水野和敏氏の言葉だ。氏がさま…