テレビに映し出された北京市内は、晴天の真昼にも関わらず曇りの日の夕暮れ時のようだった。自然の霧とは明らかに違い、たき火の煙でも立ち込めているかのようだ◆中国の大気汚染問題で微小粒子状物質(PM2・5)がにわかに注目されている。粒径2・5マイクロメートル以下の微小物質は肺の奥深くまで入り込み、肺がんや呼吸器疾患などの原因となる可能性がある。現地の人…