海運大手3社による今上期(4~9月)の自動車船の海上輸送台数は、米国向けなどの好調で前年同期より2割増となる約545万台だった。半面、上期業績は3社すべてが最終赤字から抜け出せなかった。欧州や中国向け貨物の不振に加え、中国や韓国の新造船ラッシュによる競争激化が響いた。各社は航行速度を落とすなどの収益改善策を急ぐ考えだ。日本郵船の売上高は9440億…