各自動車メーカーの中期経営計画に、「新興国」の文字が躍るのは、もはや珍しいことではない。次なる成長のエンジンを新興国に求める動きだ。トヨタ自動車は、昨年3月に発表した新グローバルビジョンで、世界販売に占める先進国と新興国の割合を2015年に50対50とすることを目標とした。日産自動車は更に野心的だ。今年3月、同社は創業期の往年ブランド「ダットサン…