編者の鈴木孝幸氏(日野自動車元副社長、現技術顧問)がまえがきに記しているように、ディーゼルエンジンは真っ黒な煙を吐いて走るイメージが強く、規制も強化され、わが国では乗用車からほとんど駆逐されてしまった。しかし近年、燃焼技術が著しく改善され、燃費性能にも着目され、「クリーン・ディーゼル」などと呼ばれるようになり、環境対応技術の一つとして大いに脚光を…